アフィリエイトで収益を出すためには、売れるキーワードで上位表示させるというのが基本的な考え方です。
この方法が最も収益に直結するだけに、できるだけ多くの記事で検索結果の上位を取っていきたいですよね。
今回はアフィリエイトサイトの運営に欠かせないキーワード戦略についてまとめてみました。
アフィリエイトのSEO対策はキーワード単位がコツ【原則】
Googleの検索結果で上位に表示されることを狙う戦略を「SEO対策」と言います。
SEO対策はキーワード単位に行い、上位を狙うワードを目標キーワードと言ったります。
ポイントは目標キーワードを分散させすぎないことで、特にタイトルに載せるキーワードを意識していきましょう。
例えば、「恋愛」というキーワードがあったとして、検索ページからこの単語に対してどのような評価がされるのかを見てみましょう。
- 「恋愛.jp」というタイトル⇒「恋愛」にのみ評価を受ける
- 「恋愛のテクニック」というタイトル⇒「恋愛」と「テクニック」に評価を受ける
つまり、「恋愛.jp」というキーワードに対しては100%「恋愛」の単語を評価しますが、「恋愛のテクニック」というタイトルの場合は、「恋愛」に50%、「テクニック」に50%ずつの評価を受けるということになります。
したがって、この2つを比較したとき、「恋愛」というキーワードの検索結果では「恋愛.jp」の方が上位に表示されますので、評価基準を考えると原則キーワードを絞り込んだ方が有利というわけです。
1記事あたりキーワードの量も評価基準
Googleなどの検索エンジンでは、記事ごとに含まれているキーワードの含有量も加味しています。
先ほどの例のように「恋愛」と検索したとき、検索エンジンとしては「恋愛」というキーワードを多く含むページを上位に表示させる傾向があります。
これは単純に、「恋愛」という単語が多く入っていれば、必然的に「恋愛」に関する情報が豊富に取り扱われているページだろう(読者の役に立つだろう)と判断しているためですね。
キーワード含有量は5%以下が理想
ただし、キーワードの含有量が重視されるからといって、「なら、とりあえずたくさん使っておけばいいんでしょ?」と思いがちですが、これも正しくはありません。
あまりに不自然にキーワードを出現させると、上位表示させることだけを狙った「スパム」であると判定される可能性があるからです。
スパム判定されたページがあると、サイト全体の評価が落ち、掲載順位が下げられてしまうこともあります。
そのため、理想的なキーワード含有量は1ページあたり3%~5%を基準にすると良いでしょう。
このようなキーワード含有量を調べるのに便利なツールとしてtalabagani.jpというサイトがあります。
試しに、当サイトのページで個人でメーカー仕入れするメリットとデメリット【交渉の方法まで紹介します】という記事がありますが、その中での目標キーワードである「メーカー仕入れ」というワードの出現率を調べた画像がこちらです。
このグラフが示す通り、上記記事の中に出てくる「メーカー仕入れ」というワードの出現率は「3.48%」ということがわかりました。
具体的に3%ちょっとのキーワード含有量がどれくらいのものかが気になる方は、先ほどの記事にザッと目を通してみて下さい。
アフィリエイトでSEO対策するなら単体キーワードだけでは不十分
アフィリエイトにおけるSEO対策で特定の記事を上位表示させたい場合、ひとつのキーワードだけで上位表示させることは効率的とはいえません。
できるだけ多くのキーワードで検索結果に表示されるように、充実したページ構成を考えていく必要があります。
1記事で数パターンのキーワードからアクセスを呼び込む
検索エンジンからアクセスを呼び込むには上位表示されることが必須条件です。
ただし、記事を上位に表示できたとしても、単体キーワードだけで上位が取れてしまっていたとするとそれは非効率です。
理由は簡単で、
- 1つのキーワードから集客できる数は限られているから
キーワードを数パターンで分散させる
例えば、先ほどの記事で狙っているキーワードは「メーカー仕入れ」ですが、他にも「メーカー仕入れ 個人」「メーカー仕入れ 交渉」といったように決して大きなアクセスは呼び込めませんが、複数のキーワードを組み合わせることで色々なニーズを持った読者からアクセスを呼び込むことができます。
ちなみにそれぞれのキーワードの月間検索数は以下の通りです。
- 「メーカー仕入れ」・・・170回
- 「メーカー仕入れ 個人」・・・70回
- 「メーカー仕入れ 交渉」・・・30回
※2019年9月キーワードプランナー調べ
決してアクセスボリュームが大きいとは言えないジャンルですが、「メーカー仕入れ」単体キーワードで狙うよりも、残り2つの複合ワードからの流入も見込むことができるようになります。
コンテンツ量が多いページが有利
検索エンジンからアクセスしてくる読者は、実に様々なキーワードの組み合わせでページにたどり着きます。
彼らが用いるキーワードで上位に表示されるサイトは、それだけ目に触れる数が多くなるためクリックされる可能性が高く有利です。
多くの関連ページを作成し、それぞれに読者の答えとなるようなコンテンツを掲載すると、色々なキーワードで検索に表示されるようになります。
つまり、コンテンツ量が多いページを複数作ることでアクセスが増え、それだけアフィリエイトリンクをクリックしてもらえるチャンスが多くなります。
【アフィリエイト】複合キーワードで上位表示させる基本的なコツ【SEO対策】
複合キーワードの検索回数やライバルサイトのキーワード使用状況をチェックすることによって、よりアクセスを集められる可能性が高いキーワードを探すことができます。
本章では、複数のキーワードを組み合わせて上位表示を狙うために「複合キーワード」の考え方についてまとめています。
ビッグキーワードと複合キーワードの考え方
ビッグキーワードと複合キーワードの基本的な考え方は以下の通り。
- 『ビッグキーワード』
競合が激しい、成約率が高い、誰でも思いつきやすい
- 『複合キーワード』
競合を避けられる、成約率が高いものも多い
ビッグキーワードは1単語で誰でも容易に思いつくため、検索回数が圧倒的に多くなることがほとんどです。
ただし、競合サイトが多く、そう簡単には上位表示をさせてもらえません。
よって、アフィリエイト初心者がこれからサイトを作成するときは、複合キーワードでアクセスを集めていく必要があります。
複合キーワードはライバルが少ないところを狙えるので、検索結果の上位への表示が比較的簡単で、かつ検索する読者の目的が具体的なので成約に結びつけやすいというメリットがあります。
複合キーワードを探す方法
例えば、「ダイエットサプリ」を例として少し具体的に見てみましょう。
この場合のビッグキーワードは「ダイエット」ですが、このままだとライバルが多く、サイト素人が検索上位を勝ち取るのは不可能です。
そこでこれからサイトを育てていく後発組が取る戦略が「複合キーワード」です。
複合キーワードはキーワードプランナーなどを使用すると簡単に探すことができ、「ダイエット」と入力するとこのように探すことができます。
「ダイエット」という検索回数をトップに、「+食事」「+おからパウダー」「+プロテイン」と続いていますね。
検索回数が少なくなるにつれよりマニアックなキーワードへと絞り込まれて、扱うべきテーマの具体性もより明確になっていきます。
さらにこれらの複合キーワードで記事を書くかどうかを判断するために、上位表示されているサイトの「被リンク数」をチェックしてみましょう。
仮に「ダイエット きゅうり」というキーワードを扱うサイトをhanasakigani.jpで調べると、このようになります。
こうして確認してみると、上位表示しているからといって、必ずしも被リンク数が多いとは限りません。
記事やヘッダータイトルにも複合キーワードを適切に配置して、コンテンツボリュームを増やしていけば、このキーワードであれば比較的上位表示は狙っていけそうだと判断できます。
「ダイエット きゅうり」のキーワードでアクセスしてくれた読者には、例えばこのようなアプローチが有効かもしれません。
「きゅうりはダイエットには最適な食材です」
「なぜなら、きゅうり1本にはたった14kcalしか含まれておらず、それなりに満腹感も得られるからです」
「でも毎日きゅうりばかりだと辛いですよね?」
「たまにはお肉も食べたいし、甘いものが口恋しくなることだってあると思います」
「もし我慢しないで痩せたいなら、ダイエットサプリを活用しましょう」
「その理由は・・・」
⇒公式サイトはこちら
といった訴求でダイエットサプリを成約させることもできますよ。
一見アフィリエイトとは関係なさそうなキーワードでも、読者の気持ちを上手に誘導できればたいていのキーワードならマネタイズは可能です。
読者の本音を探るならQ&Aサイトを活用しましょう
ただし、「ダイエット きゅうり」と検索した人が、本当にきゅうりで痩せたいと思っているのかどうかはあくまで推測にすぎません。
そういうときは裏付けを取ってみましょう。
最も簡単なのはYahoo!知恵袋や教えて!gooなどのQ&Aコミュニティーサイトの活用です。
これらのサイトの検索窓に特定のキーワードを打ち込むと、関連した質問が表示されますので、「ダイエット きゅうり」と検索する人の本音を知ることができます。
そこで「きゅうりばっかりじゃ辛すぎる」「きゅうりだと痩せられなかった」といった本音があることがわかったら、先ほどのような誘導を行いセールスしていけば良いということになります。
こうした一連の流れで上位表示が簡単そうなキーワード、成約させられそうなキーワードを探していき、少しずつ記事を追加していくようにしましょう。
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