副業の一つとして注目されている「せどり」ですが、その基本と言えるのが本せどりです。
せどりという言葉は一般的に『掘り出し物を第三者に販売して利ざやを稼ぐ』商い行為を指す言葉として使われますが、これも古本用語が元になっています。
世界には1億冊以上の本が有ります。これほど商品多いジャンルは他に無いと言っても過言ではありません。
今回は本せどりのメリットとデメリットについてまとめてみました。
本せどりとは?
本せどりは、利益の出る(古)本をリサーチして店舗やネットで仕入れ、Amazon等で販売して利益を増やします。
本せどりとひと口にいっても、仕入れるジャンルや販売の仕方により細かくジャンル分けすることができます。
- 単行本せどり
- 雑誌せどり
- コミック本(セット本)せどり
- 新品本・古本せどり
このように扱う商品のジャンルを絞って取り組むことで、効率的に利益を出すことができます。
本せどりのメリット
本せどりのメリットは以下の通りです。
- 低資金から始められる
- 道具やツールを使えばリサーチが簡単
- 利益率が高い
- 販売の回転が速い
本の単価は安いので、せどりに充てる資金が少ない方や、家電製品などの高額商品を扱うのには抵抗がある方など、せどり初心者の方にうってつけのジャンルだと言えます。
本の単価に対して、得られる利益率が高いというのも特徴で、例えば108円の古本が1000円で売れるといったこともざらです。
本の知識のない人でも、売れる商品をリサーチする道具とツールがあるので、それらを用意さえすれば売れる商品を仕入れることができます。
電子書籍化が進んだ現代であっても、実際に手に取れる書籍を愛用する人も多いです。人気商品などは数日~1か月でどんどん売れていくので、「稼げている」という成功体験を得られやすいのも魅力の一つですね。
本せどりのデメリット
一方、本せどりのデメリットは以下の通りです。
- 大量にリサーチしなければならない
- 仕入れた本の収納スペースが必要
- 細かな検品・発送作業が大変
本の知識の有無や取り組み方にもよりますが、本せどりは大量にリサーチを繰り返して売れる商品を仕入れていくため、リサーチに時間をかける必要があります。
リサーチ自体は単純なのですが、リサーチに充てる時間と体力が必要だと言えるでしょう。
仕入れれば仕入れるほどどんどん売れていくため、部屋がいつのまにか仕入れた本でいっぱいになってしまうことも・・・
出荷の仕方にもよりますが、一般的には仕入れた本を保管しておくスペースが必要になります。
新書や参考書などは、ページに書き込みをしたりマーカーで線を引いたりした経験がある人も少なくないと思います。
古本にはそういったものも混ざっていますので、出品前に一つ一つ検品をしなければなりません。
また、付録がついていたり、CDが付いている本もあったりしますし、紙媒体なので濡れてヨレヨレになっていたり、ページが折れていたりもしますよね...。
こういった細かな検品作業が必要なのですが、これは仕入れる際、本の状態によって仕入れるor仕入れないを判断して回避することもできます。
まとめ:本せどりにはメリットもデメリットあるけどやってみる価値はあるぞ!
このように本せどりにはメリットとデメリットがはっきりと分かれています。
それだけに向き不向きが激しいジャンルともいえますが、コツコツと継続することが苦ではない方であれば、収入を得るための確実性が高い分野でもあります。
ただし、本当に向いているかどうかはやってみなければわかりません。
最初は何冊もリサーチするのが大変だと感じるかもしれませんが、要領を掴めてくると仕入れ判断や利益率の考え方にも一定の基準が出てきてスムーズになります。
私の場合は仕入れた本の検品中に様々な本を読むことができて、稼ぎながら知識を養うこともできるのでメリットの方が多いかもしれません(笑)
興味があればぜひチャレンジを!