世の中には様々な値切り交渉術がありますが、値切り交渉が可能な身近な存在として家電量販店があると思います。
1台あたり10万円以上する冷蔵庫や20万円はくだらない大型有機ELテレビなど、家電の値切り交渉次第ではお財布事情に大きく影響が出てきます。
今回は家電を値切り交渉し確実に安く買うための方法とコツをまとめてみました!
※ちなみに私は家電量販店で8年間勤務したことがありますので、私自身がこの人値切り交渉うまいな~と思った方法をご紹介します。専門的な話ではないのと、主観てんこ盛りですので悪しからず。
1円も家電の値切りをしたくないと思ったお客さんの3つの特徴
第一声が「安くしてください」
全体の90%が単に「安くしてください」という家電の値切り交渉をしがちですが、店員側からするとはっきりいって値切りする理由は1ミリもありません。
安くすると、
- 粗利が減る
- 売上が減る
の2重苦に陥るだけで、多少の家電値切りは考えますが、よほどリピーターにしたいと思えるようなお客さんじゃない限り『一歩踏み込んだ値切り交渉』には絶対に応じません。
※リピーターにしたいと思ってもらえるかが、後々ボディーブローのように効いてきます
値切りを威圧的に迫ってくる
この手の客は家電店員を圧力で押せば自分の希望通りに値切り交渉できると考える、実に短絡的な人です。(チンピラ)
できれば客として迎えいれたくないタイプで、そういう人は必ず裏で陰口を叩かれたり変なあだ名をつけられて警戒されます。
BtoBビジネスでは社交的な交渉が一般的なのに、なぜ一般客相手だとそうした値切り交渉がまかり通ってしまうのかが疑問で仕方ありません。
面倒な人
面倒な人は家電の値切り交渉以前に店員からとにかく嫌われます。
「面倒だな」と思ってしまうタイプは以下の通り。
- 夫婦そろって優柔不断
- 商品よりも身上話に華が咲く老婦人
- 子どものしつけができていない親
- 初めからタメ口
- すべてを否定してくる客
出せばきりがありませんが、家電店員から嫌われるモンスターカスタマーはまだまだいます。
面倒な人は値切り交渉してとっとと帰ってもらった方が正直楽なのですが、如何せん気持ち良く値切りするとそれを期待されてまた何度も再来店してしまうのがとにかく難点です。
その都度面倒な相手に時間を拘束されてしまうため、値切り交渉を断って買わずに帰ってもらうのが店員としては最高効率で売り上げを伸ばすことができます。
【家電値切り交渉のコツ】確実に値切りしてもらえる方法と賢い交渉術
一方で、気持ち良く家電の値切り交渉をしたいと思えるお客さん、つまり少々強めに値切りしてでもリピーターになってもらいたいと感じる人が良くやる家電の賢い交渉術をご紹介します。
会話がきちんと成り立つ人
買いたい家電製品がすでに決まっている人ではない限り、まずはネットで調べる前に家電の製品仕様や違いについて店員に話を聞いてみたいと思う方も多いと思います。
ここで上手な人はいきなり値切り交渉の話はしません。まずは家電店員におすすめ機種や商品ごとの違いをさらっと確認しつつうまくコミュニケーションを取ります。
こちらも仕事ですから、聞かれたことには答えますし、この人にはどういう家電を勧めたら良いかを探りつつ質問を混ぜたりもします。
無視したり質問を遮ったりせず、真っ当に会話のキャッチボールをしてくれれば、最適な家電を喜んでくれる価格で交渉し提供したいと思うのが人間の心情というものです。
趣味嗜好をきちんと伝える
目的が明確なお客さんほど店員目線では接客難易度がグッと低くなります。
まったくの家電素人が相手でもやりやすいのですが、話がストレートな人の方が勧める家電製品も最初からはっきりしますので、接客時間の短縮にもつながって喜ばれます。
すぐにクロージングできると分かれば値切り交渉で押し切る接客方法に舵切りすることもできますので、逆に店員側から値切り条件を申し出るということもあります。
(早く接客を終わらせて別のお客さんにつきたいから)
ノープランで行くよりも、予め「こんな家電だったら良いな」というざっくりとしたイメージを持っていくのが値切り交渉成功のコツです。
予算を初めから伝えない
ここはお客さんによって初動が変わる分岐点でもあります。
結論から言うと、値切り交渉を成立させたいなら最初から予算は伝えるべきではありません。
予算が分かった瞬間、その予算に見合った家電製品を勧められます。
気の利く店員であれば、値切り交渉も事前に加味して多少高めの家電を紹介する場合もありますが、素直な店員や交渉の駆け引きが下手な店員だと定価ベースで予算に見合うものを勧めてきますので、客としてはせっかく良い家電を安く買えるチャンスを逃しかねません。
予算に関しては最初から最後まで一切告げず、最後に値切り交渉をかけていくのが成功へのポイントです。
せっかく今後10年使う家電を買うなら、少しでも良いものを安く買いましょう。
まとめ買いであることをわざと伝えない(←本当は誰にも言いたくない秘密)
こちらはとても使える方法で、家電店員としても実践されるとぶっちゃけ値切り交渉に応じざるを得ない状況になることが多いです。(汗)
ただし、家電店で実践するなら最低でも20万円以上のまとめ買いでチャレンジした方が良いかもしれません。
(安い家電製品でやられるとただ単に面倒なだけなので)
やり方は簡単で、
- 1品決まったら値切り交渉
- 実はもう1つこの商品も言って値切り交渉
- こんなに安くしてもらえるならと言ってもう1つ値切り交渉
ただこの繰り返しです。意識してかせずなのか、思いついたように次々と家電を選んでいく人がいますが、最初からよさげな価格を出してしまっている場合は店員としては内心冷や汗ものです。。
(脳内で値段の帳尻合わせが始まります)
家電をまとめ買いする需要が高まるのが2月~3月の新生活シーズン、12月中旬以降の社内忘年会の景品集め、春と秋の新築・増改築ニーズが多い時期で、こうした時期などに誰でも必ず一度くらいは家電のまとめ買いをする機会があると思います。
そうした場合、最初から家電店員に「冷蔵庫と洗濯機とレンジと・・・それからテレビにレコーダーも」「この家電を全部買ったら少しは価格交渉できますか?」などと告げずに、1品ごとにしっかり接客を受け、その都度限界の値切り交渉を行うことをおすすめします。
そして、安くしてもらったこれらの家電を、最後にトータルで安くしてもらえないかダメ押しで値切り交渉してみましょう。
それで1%でも3%でも安くしてもらえれば儲けものです。
(きちんと会話が出来てリピーターにしたい人なら、私は有無をいわずさらに10%は引いてました)
赤字で終わることもありましたけどね。(汗)そういう人は特徴を手帳にメモを取って値切り交渉のプランを考え、次からはしっかりと利益を頂いてました。
お気に入りの家電店員を1人見つける
そして家電の値切り交渉術で最も大切なのが、価格交渉する店員を1人に限定するという方法です。
何度か家電を買う必要があるなら、行き当たりばったりで店を変えたり、近くにいる店員に適当に声をかけるのではなく、できる限り特定の店員と仲良くなって家電の値切り交渉することをおすすめします。
幸い私にも何人も固定客がいましたが、彼らに対して心理的には値切りへのハードルはかなり下がります。
決して客の言いなりにはなりませんが、一見さんよりも明らかに条件の値切り交渉をしていましたよ。
客としても仲が良い家電店員の方が値切り交渉もしやすいですし、ちょっと無理なお願いでも快く引き受けてくれる可能性が高いです。
逆に、何度も同じ家電量販店舗へ行っているにもかかわらず、値切り交渉どころか店員から一切アプローチされない人は要注意。
値切り交渉が激しすぎるか、人間的に嫌われている可能性大です。
(まともなお客さんなら店内のエースがすぐにアプローチしますので)
値切り交渉が通りにくい家電の特徴も覚えておきましょう
家電製品はすべての商品で値切り交渉ができるわけではありません。
競合店舗間ですでにガチガチに対抗していたり、ネット価格がすでに安くなっている場合、店頭プライスがほぼ原価という家電も存在します。
その傾向がある家電製品一覧がこちら。
- パソコン
- タブレット
- テレビ
- レコーダー
- デジタルカメラ
- 一眼レフカメラ
- ビデオカメラ
- 特価品
- ワゴンセール品
主に黒物家電といわれる商品群で、家電製品の中でも花形商品なため、このカテゴリー製品の値付けに関して家電量販各社は特に対抗意識が強いです。
ここで無理に値切り交渉を迫ったところで狙った金額を提示してもらえる可能性は低いでしょう。
少なくとも、価格ドットコムと照らし合わせてみて、それよりも大幅にネットの方が安いようであればぶっちゃけネットで買っちゃった方が良いです。
※ただし、初期不良や買った家電の使い方に困ったことがあっても自己責任で。
家電の値切り交渉で使える価格比較サイト【確実にこのラインまでは値切りできます】
家電のネット価格は誰でも値切り交渉に使える便利なツールなのですが、交渉には使えるサイトと使えないサイトがあります。
まずは家電の値切り交渉で使えないサイトは以下の通りです。
- Amazon
- 楽天市場
- Yahoo!ショッピング
基本的にこれらの価格サイトは家電における値切り交渉には使えません。
特にAmazonは致命的に使えないサイトなので注意しましょう。
楽天市場とYahoo!ショッピングは稀に値切り交渉でも使える場合もありますが、基本的に使えないという理由は「個人出品者が多い」ためです。(その辺の副業せどらーが運営しているショップという場合もあるので)
家電の値切り交渉では、店員側としても会社としてもこうした個人事業主が適当に出品している値付けは一切参考にしません。
いちいち個人出品者の値付けに合わせていたら、国内の家電製品市場が一瞬で崩壊しますので。
一方で、全国共通で家電の値切り交渉に使えるサイトはこの1社のみ。
ヤマダ電機、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ケーズデンキ、エディオンなど、大手家電量販店が唯一共通して出品しているのがこの価格ドットコムです。
つまり、大手ライバル家電量販の多くが実際に出品している価格ドットコムであれば、価格相場への信頼性が担保されているため、対抗可能な価格として店側が一番の基準に採用しているわけです。
そして、家電の値切り交渉で目安となる下限は、これら大手家電量販の中で最も最安をつけている価格で、これ以上は基本的に値切りできないと思って良いでしょう。
※私はやっていましたが、独断で値切り交渉に強弱をつけられる家電店員にあたるとラッキーです
さいごに:少し面倒だけど確実に家電の大幅値引きをしてもらえる裏技【値切り交渉不要】
最後に少し面倒ですが、確実に家電の大幅値切りしてもらえる裏技を1つご紹介します。
これには値引き交渉は不要です。ただ条件だけを聞き出しましょう。
その方法とは「インターネットの乗り換え」または「スマホの乗り換え」です。
家電量販店の中には必ずスマートフォンの契約コーナーがありますが、そこでスマホの契約乗り換えやネットの申し込みをするだけで、値切り交渉をしなくても3万円値引きや5万円値引き、多いパターンだと20万円以上も値引きが可能な施策が入ることがあります。
もちろんそれには乗り換える手間が発生しますが、これを上手に活用して18万円のドラム洗濯機をタダで持ち帰った人や、20万ちょっとの高級スチームオーブン家電を無料で手に入れる人も実際結構います。
家電店員からネットの契約について聞かれる機会もあると思いますが、面倒くさがらず話だけでも聞いてみると意外に好都合だったという場合もありますよ。
時間がある人は還元額だけでも聞いておいて損はないです。
PS.
バカバカしい話ではありますが、美人な人には美人値引きがあるというのはぶっちゃけ本当です(笑)男は本当にアホです。